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2017/03/01

独立ノススメ

確定申告なんか怖くない

以前、シェアオフィスで働いていたころ、個人事業主のみなさんがソワソワし始める時期がありました。

2月、下旬。

徐々に、チラシやメールなんかが回ってくるのです。
「確定申告の疑問について、税理士の〇〇がお答えします!」
みたいなやつが。

それで、みなさんとても忙しそうだったり「ああ、大変だ、大変だ」みたいなことを仰るので、私も確定申告とはとても恐ろしく大変なものなのだと思っていました…そう、実際に自分でやってみるまでは。

勘定科目ってご存知ですか?
〇〇費、といった、使ったお金の使用目的のラベルみたいなやつです。
軽く会社の経理やったことある人や、経理にまとめて経費の書類出していた人は大体分かると思うんですけれども。
例えば、交通費。これが一番わかりやすいですね。
電車の運賃や、出張時の飛行機チケット代、車のガソリン代や駐車場代などがこれにあたります。
(当たり前ですが、プライベートの移動は含まれません。あくまで仕事で使った分のみです)
そのほか、図書費=参考資料や新聞などの購入費、被服費=スーツの購入費、などなど、仕事上でかかった経費を仕訳する際に用います。

じゃあ、例えば打ち合わせで会議室を借りたら、その使用料は?というと、これは会議費です。
じゃあ、例えば取引先の会社に出向いた時の手土産品代は?というと、これは交際費です。

というふうに、大体なんの名目か分かっていれば、わけなく仕訳することができます。
で、これを日々Excelかなんかにつけておいて、レシートや領収書をファイルに分類・整頓しておけば、それだけでOK。
なんなら、Excelなんて時代遅れなもの使わなくても、レシートをスキャンしたら自動で読み取って数字を入れてくれるアプリを使えばデータを作るのも楽々。

※その名目がよくわからないんだよーという方。実は、そこまで細かくこだわらなくても案外大丈夫です。
使ったものが経費として認められるかどうかは大事ですが、その名目がちょっと違ったところで、別に税務署もそんなの気にしてませんから。
※ちなみに私はここを参考にしました↓
【永久保存版】勘定科目に関する疑問をすべて解決!勘定科目大辞典(sited by 経営ハッカー)

ではなぜあんなにワタワタする人がいるのか、というと、単純に忙しくてつけ忘れていたら雪だるま式に増えていったという状態みたいですね。チリつもです。自業自得です。
いくら経費つけなきゃいけないものが多くても、はっきりいって1日10分もあればまとめられるので、これを習慣にしていれば白色は元より青色申告は全く問題ありません(もちろん収入もちゃんとつけておいてください)から、個人事業を始めるときはできるだけ意識してやってみてください。

あとはそのファイルを持って、最寄りの税務署へGO!
記入の仕方から何から、ベルトコンベヤー式に手取り足取り、教えてくれます。
私が行ったときは1時間ほどかかりましたが、すべて終わったあとはハンコをポン!と押してもらって「ご苦労様です〜」で終了でした。
拍子抜けするほどスムーズ。

というわけで、本当は全然怖くない確定申告でした!
だいたい個人事業主レベルの収入ごとき、4桁万円プレーヤーでもない限り、自分の努力できる範囲できっちりつけていれば何の問題もお咎めもないです。

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