個人ブログはもはや孤島だ、というような表現を、この1ヶ月で3回見ました。
孤島、いいじゃないか。
日本も孤島だし、そもそも。うん…
昔は、人気ブログランキング（今でもありますけど）等の、大学生カテゴリ、とか、外国カテゴリ、のようなカテゴリ内で順位をあげればあげるほど、アクセス数が伸びる仕組みがありました。
今では、個人のブログがものすごいアクセスを稼ぐときって、Twitterでフォロワーをたくさん抱える人にツイートされるとか、fbで”シェア・拡散してください”っていうので広まるとかで。とにかく、誰かに”見出され”ることが大事と言える。
見出され、たくさんの人に読んでもらうためには、誰か、一個人の胸にまずは深く刺さらないと、話にならないんでしょうね。きっと。
そもそも、「たくさんの人」って一体誰だって話ですし。
このインターネットワールドに於いて、万人向けのメディア、というのはつまり誰にも受けないってことなのかもしれません。ニュースサイト以外は。
じゃあ私は、この文章を誰に向けて、なんのために書いているのか。
まあ、数字を持っていないブログなんて、結局は自分のためなのかもしれない。そこは、孤島の気楽なところです。独自性を保ちつつ、自由に進化できる。まあ退化していても分からないんですけれど…外来種が来たらすぐにやられちゃうし…つーかそもそも全然繁殖してないし…
SNSでの投稿を頑張ったり、いつか誰かに”見い出し”てもらったりしないと、まあ、このままの感じで終わるんでしょう。
一つ言えるのは、見知らぬ誰かが、よく分からない利益のために作ったプラットフォームで書くのはなんか嫌だということ。多分、MediumとかNoteとか、本気で良い文章をこの世にたくさん届けたい！という思いが大半ではあるのでしょうが、そもそも文章のプラットフォームって、インターネット上でどれだけ必要とされているんだろうかって思うし。みんな、キュレーションされたメディアに慣れきってしまっていて、結局有名な人や誰かに見出され、話題になった文章だけが凄い数のアクセスを誇り、あとはやっぱり孤島なのだと思います。
だったらまだ、全て自分の責任下にある場所で書く方がまだましかなと。
そして、未だにうっすらあるアクセス、そうそこのあなた、あなたに向けて書くのが一番良いのかもしれません。たくさんの人に受けそうな文章を書くよりも、余程。
