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2018/09/15

生活

食べ物を粗末にしてはいけません

ここ2ヶ月ほど、夫に便乗してベースパスタ生活を送っています。
ベースパスタというのは、ベースフード社が作っている完全食パスタで、パスタ一袋食べれば一日に必要な栄養素のうちの1/3が摂れる、という優れもの。
ネット通販、もしくは一部のナチュラルローソンでも買えるみたいです。
夫に便乗して、というのは、私はもともとご飯を食べるのが好きで、こういう味気ないものはあまり好きじゃないので。でも気になって試しに食べてみたら、あまりに楽なので、続けています。ちなみに、夫は最初はCOMPを買っていました。確か、3ヶ月くらいは続いていたかな。

もうすでにいろんな人がいろんなところで「ベースパスタ食べてみた」系の記事をあげているので、今更ですが、私自身がベースパスタ生活をしていて、今の時点で良い点と合わない点について書いてみたいと思います。

■ 良いところ
・お手軽。楽。何も考えなくて良い
家にベースパスタがあれば、お腹が空いたとき、何も考えなくてもとりあえず食べればいいんですよ。ご飯を用意するのも、栄養バランスや、最近食べた料理の組み合わせとは被らないように、できるだけ安く…と、あれこれ考えてスーパーで買い物をするのが一番面倒なので、そのプロセスがないのはとても良い。

・そこまで高くはない値段で、健康的な食事
元々は一食390円と少しお高めですが、我が家は定期便で頼んでいるため、10%オフで一食約350円。ソースを大体100円くらいでまかなっているので、しめて450円也。たぶんファーストフフードを食べるよりは安いし、それよりはるかに体に良いことをしている気分になれます。

・慣れると満腹感が保つし、食べても眠くならない
最初はちょっと物足りない感じがしましたが、しばらくするとベースパスタをお昼に食べても、晩御飯まではお腹が空かなくなりました。あと夫がすごく良いと言っていたのが、食べても眠くならないところ。食べてすぐ仕事に取り掛かっても眠気が襲ってこないのが良いそうです。(私は普通の食事でもそこまで眠くならないのでよく分からない)

■ 合わないところ
・独特の風味、味わい
雑穀臭がすごい。だからそういう味わいが好きな人は別として、まず公式が勧めている塩とオリーブオイルだけで食べるのは厳しい。みんなどうやって食べているか検索すると、和風アレンジが多いです。そば感覚ですね。でもあくまでパスタとして食べたいし、しかもわざわざベースパスタのために調理を工夫したくはない。結局料理をするなら、ベースパスタにする意味がないので。

・ソースジプシー
そこで市販のソースなんですが、ベースパスタはそもそも麺にちょっと塩味がついているので、市販のものだと味が塩からくなる。あと、合うソース合わないソースの差が激しい。公式が「ベースパスタクイック」で出している海老クリームは、本当にマズかった。そのほか市販のからすみソースも合わなかったので、個人的には、魚介系は避けた方が無難だと思います。
公式のソースはそれぞれ全て一度買いましたが、高い割に味がイマイチでした。

・本当に健康的と言えるのか
あとはですね、茹でた時にでる茹で汁に濃い色がついていて、それが流れていくのを見ると、加熱することで栄養素が逃げてるんじゃないのかなと思いました。チアシードがいろんなところに飛び散って、排水溝と食器洗い用スポンジはダメになるんですけれど、つまり結構中身が漏れ出してしまうんですね。あと、チアシードって水分を十分に取らないと逆にお通じが悪くなるらしく、その点も気になっています。

で、色々踏まえたうえで実際にやってみて何か変化があったか?と言われれば、私は特にないです。体重減っていない、体調変わらない、モチベーション変化なし。だから、続けている理由はひたすら楽だからで、それ以外ないです、私の場合。
夫は、面白いくらい体重が減っているらしい。今の時点で3〜4キロくらい減ったって言っていましたから、そういう目に見える変化があるなら、余計に続けよう!と思うかもしれませんね。

ただ生活というのは、楽であればあるほど良いというものでもなく、時間を短縮しようとして却って時間をなくす、ということもあります。スマホやメッセンジャーアプリ、各種SNSがあることである種生きづらい部分があるのと同様、ときおり便利さは不便さも生むようなところがあると思います。
ベースパスタがないと生きていかれない、そんな風に生活が定まってしまうのが少し怖いので、ほどほどに利用しつつ、もう少しベースパスタ生活を楽しんでみたいと思います。

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