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2018/11/12

その他

探しものはなんですか、見つけにくいものですか – 3

世の中の人は、2種類に分けられる。〇〇な人か、そうでないかだ。
この表現、ちょっとズルいしそりゃーそーだろと思うけれど、あえて使うと、世の中の人は2種類に分けられると思います。探している人か、探していない人か。

例えば生き方、運命の人、終の住処など、満足しない人びとは探し続ける一方で、探さない人もいます。もう何十年同じもの、同じところ、同じやり方で満足という人。ちょうど1つ前の記事で書いたように、私は美容師を7年間変えなかったし、シャンプーを10年間変えなかった。
もう33年日本語を使っているし、日本に住み続けてもいる。私は生まれ故郷のことがあまり故郷とは思えなくて、ずっと自分の故郷になる場所を探し続けたいという気持ちを持ちつつも、住処を変えたい気持ちと、定住したい気持ちを拮抗させ、日々暮らしています。

しかし探しものって、探している間はなかなか見つからないことが多いんですよね。
探せば探すほど分からなくなる、迷いが深くなる。
もっといい条件を、というのは人間として当たり前の感情だし、できる限り元から合っている方が良いのだろうけれど、決めてしまうというのも大事で、一度決めたら、それ以上は探さないことが肝心。そうは分かってはいても、中々難しいんですけれど。

一方で、探す・追求することをやめる=諦め、とも捉えられます。叶わなかった夢を諦め、実現できそうな方法はもう探さない。それも悲しい。
要は、きっとそこらへんのバランスをうまくとることなんでしょうでしょうけれど、得てしてフリーランスの人は諦めが悪いというか、何かに少し飢えていて、常に何かを探し求めて仕事をしているような気がします。転職回数が多い人もそうなのかな。離婚歴が多い人も。

多分、環境のせいにしない、周りのせいにしないってことなんだと思うのですが。
自分自身を常に新しく変革していく、よそを探すのではなく、自分自身に問い続ける。
そういう生き方ができればなと、常々思います。

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